砂場を作る決心の裏には、植物と娘への愛が・・・

このページでは、管理人の西園寺が自宅の庭に砂場を自作することに決めたきっかけをご紹介しています。

その裏には、ユーカリコガネムシ対策を通した西園寺の植物と娘への愛がありました。

西園寺の愛するユーカリグニー、枯れる・・・

自宅の庭の境目に目隠しフェンスを設置し、通行人からの目線を遮ることに成功した西園寺とその家族は、プライバシーを気にすることなく、平穏な日々を送っていたのでした。

そんな平和な西園寺家にある日事件が起こります。

事件の主役は西園寺の愛する、庭のユーカリ(グニーユーカリ)です。

グニーユーカリの葉っぱ
グニーユーカリ(コマルバユーカリ)はこんな葉っぱでかわいいんです♪

庭の花壇に植えていた愛するユーカリの葉っぱが茶色に乾燥し、プリザーブドフラワーのようにカラッカラになって枯れてしまったのです(泣)

ユーカリグニーは庭の花壇に3本植えてあったのですが、3本ともです。小さなシルバーグリーンの葉っぱが気に入っていたので悲しさも3倍です。

なぜ、枯れたか?

その原因は、枯れたグニーユーカリを引っこ抜くときに判明しました。

植栽というもの、ふつうは根がしっかり張っていて簡単には抜けないはず。

なのに、枯れたグニーユーカリはいとも簡単に抜けるのです。

抜いたグニーユーカリの根っこをよく観察すると根は太いものが数本残る見るも無残な姿になっていました。

そう、犯人は悪名高きコガネムシの幼虫です。

地中のコガネムシの幼虫にグニーユーカリの根っこは食い荒らされてしまったのです。

早速土を掘り返してみると出るわ出るわ・・・

コガネムシの幼虫を合計で20匹くらい見つけました。心が少し痛みましたが、見逃すわけにはいきません。

無残な姿になってしまったユーカリグニーの敵を討つためです。

一匹残らず「ピー・・・」しました。

コガネムシの幼虫の悪行、許すまじ!対策をば!

愛するユーカリグニーの突然の枯死に心を痛めた西園寺でしたが、いつまでも悲しみに浸っているわけにはいきません。

第二の被害が出る前に手を打つことを決心します。

とは言ってもコガネムシの幼虫の被害への対処方法は限られています。

■コガネムシの幼虫被害への対策方法(その1)

  • 殺虫剤を撒く(ダイアジノンなど)
  • 捕殺する

コガネムシの幼虫に対する一番手っ取り早くかつ効果てきめんな対策は殺虫剤を撒く方法です。

ホームセンターでダイアジノンなどの殺虫剤が1000円くらいで売っているのでこれを地面に撒くのです。

地中のコガネムシの幼虫を根絶することが可能ですが、西園寺は残念ながらこの方法を取ることができません・・・。

なぜなら、西園寺の小さい愛娘が花壇で土遊びをするからです。

娘に何か健康被害が出てはユーカリグニーの枯死との比じゃあありません。

却下です。

他にとれるコガネムシ幼虫対策としては、成虫が卵を産む前に捕殺することです。

飛来したコガネムシを見つけ次第、ひねりつぶすのです。

花壇を24時間見ていれば有効な対策ですが、一日の大半を会社で過ごす西園寺には取れそうもない対策です。

ということで、他の対策方法その2です。対策方法その1はどちらかというと事後対策ですが、次は「予防対策」です。

■コガネムシの幼虫被害への対策方法(その2)

  • 花壇の表面に石を敷き詰める(マルチング)
  • 花壇に防草シートを敷く(植栽のとこには穴開ける)

これらはコガネムシに土の中に卵を産ませないための予防対策です。

うちの植栽にとまるのは許してやるけど、土の中に卵は産ませないぜ!って方法です。

石を敷き詰めるか、防草シートを敷くかというバリエーションがありますが、

いずれも花壇の表面を覆うことになるので弊害はあります。

@土の表面の乾き具合がわかりにくく、水やりどきが判断しにくい

A肥料をやるときや追加で植栽・花を植えるときに毎回はがさないといけない

といった点です。

しかし!

全てを同時に解決するうまい対策方法なんてそうはありません。

こういった面倒さはすべて受け入れたうえで、西園寺は、花壇を防草シートで覆うことにしました。

一年中ってことはありません。コガネムシの産卵期間の5〜9月の半年間限定です。

花壇はいいけど、娘が土遊びできなくなるじゃん!

コガネムシの幼虫の悪行を、花壇への防草シートの設置で予防することに決めた西園寺でしたが、一つ大事なことに気づきます。

そう、花壇は娘が土遊びする場所でもありました。

これを5〜9月に防草シートで覆ってしまうと、まさに気候の良い土遊びシーズンに娘が土遊びできなくなってしまうではありませんか!

土遊びは子供の創造性と手先の器用さの成長を助けるために大事です。

そして何より子供が悲しみます。

「パパ、土遊びができないじゃない、なんでそんないじわるするの?パパ、嫌い!」

なんて言われることを想像しただけでも、ガクガクブルブルです。

西園寺の愛する植栽を守るためとは言え、子供の遊び場を奪うわけにはいきません。

西園寺は花壇という遊び場を奪われる娘のために、存分に土遊びができる場所、「砂場」を自作することに決めたのでした。

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