目隠し板の素材をどうしよう?
フェンスの目隠しの板の素材はどうする?
西園寺は、見た目と予算から、既存のフェンスに目隠し板を貼り付けることに決めたのでした。
次の問題は、目隠し板の素材をどうするか?です。
まず思い浮かんだのが「木」です。
木は日本人の心、自然の風合いがあって温もりを感じられます。
この殺伐とした世の中、木の温かみのあるフェンスなんて素敵です。
木目調の目隠しフェンスは近所でもよく見かけます。
しかし!
問題は材料の組み合わせです。
西園寺家の庭に今あるフェンスはカムフィX1、そう、素材はアルミです。
フェンスがアルミなのに、目隠し板だけ木ってわけにはいきません。
センスのない中年の西園寺でもわかります。ミスマッチです。
↑木の目隠し板のイメージ
目隠し板はやっぱり樹脂系でしょ♪
次は樹脂系の素材が思い浮かびます。
樹脂系の素材としては以下の3つあたりが候補です。
- 塩ビ(塩化ビニール)
- アクリル
- ポリカーボネート(ポリカ)
この中で、塩ビは何と言っても安さが魅力なのですが、問題は、経年劣化が進みやすく、太陽の下に数年間さらしておくと変色しやすいということです。
そして強度が低いのも問題です。物や人がぶつかって壊れちゃうかもしれません。
塩ビはボツにします。
↑塩ビ板
フェンス目隠し板の素材=アクリルは?
アクリル板は塩ビに比べて強度に勝ります。
水族館の水槽にも使われるほどなので安心です。
ただし、問題は何かの拍子で大きな力がかかったときに割れてしまうことです。
強度が高いので、基本的に壊れる可能性は小さいのですが、野球のボールが当たるとか、庭の手入れをしているときにスコップをぶつけるとか、衝撃が加わったときに壊れる可能性が否定できません。
子供が大きくなって目隠しフェンスにぶつかる、とか、近所のわんぱく坊主が野球ボールをぶつける、とかいった状況を想像すると不安が残ります。
たとえ一方的であったとしても、家族を愛する西園寺にとって、家族の安心と安全が何よりも大切です。
アクリルを目隠し板に使うわけにはいきません。
アクリル板もボツです。
↑アクリル板
結局、目隠し板の素材はポリカーボネート板にしました!
ということで、消去法により目隠し板の素材はポリカーボネート板になりました。
ポリカーボネート板なら強度が高く、かつ、強い力がかかっても割れることはありません。
ポリカーボネートは粘い材料なので、強い力がかかると曲がるだけです。
そして、ポリカーボネート板は耐候性にも優れます。
フェンスの目隠し板は年中雨や太陽光に曝されるので耐環境性が重要です。
ポリカーボネートはカーポートの屋根にも使用されるほどなので問題なしです。
唯一の問題は、塩ビやアクリル板に比べて値段が高いことなのですが、家族の安全のためです。
西園寺は、目隠し板の素材はポリカーボネートとすることに決めたのでした。
↑ポリカーボネート板
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